こんにちは。今日は今朝見つけた面白い記事について書いてみたいと思います。今朝新聞（２０２３年１０月８日、読売新聞朝刊）を読んでいて、面白い記事を見つけました。その記事は２０２０年に行われた｢生命保険文化センター｣が全国で実施した｢ライフマネジメントに関する高齢者の意識調査｣の内容に関するものでした。１日の歩行時間を尋ねたデータが出ていましたが、これが実に面白い結果であることがわかりました。９０分以上と答えた人の割合が３０％を超えていたのは、女性で未婚の方々のグループだったことです。何故このような結果になるのか、色々な人の意見が出ていましたが、代表的な意見は、｢頼りになるのは自分だけ｣と言う覚悟があるからだと言うものでした。

確かに女性１人で生きる場合、頼りになるのは先ずは健康であり、これが崩れたら、当たり前の事ではありますが、お金がいくらあっても、まともな生活を送ることはできないことをよく知っていると言うことのようです。また金銭的な問題に関して、老後の資金の備えは預貯金と生命保険のようですが、未婚女性は｢ＮＩＳＡ｣を持っている人が約２６％（他のグループでは１０％前後）もいたそうです。つまり未婚女性は、頼りになるのは、自分の健康と、預貯金、生命保険、株などのお金であることを実感として正確に捉えていると言う事のようです。

　それでは未婚の男性の場合はどうでしょうか？掲載されていたグラフを見ると、１日の歩行時間が９０分以上の方々は正確な数字は分りませんが、１０％程度しかおらず、女性に比べて、｢頼りになるのは自分だけ｣と言う自覚を持っている人の割合が低いと言うことになりそうです。金銭的な内容についての紹介はなかったので分りませんが、おそらく、この面でも女性に勝っていることはないようです。

　このように考えると、女性の未婚の方々の方が現実的で、長期的な観点で健康面、経済的な面もよく見ている事が分かります。このような特性はおそらく結婚している女性にも当然当てはまる事であり、平均寿命が女性は８７歳、男性は８１歳でありますが、この理由もうなずける気がします。男性ももう少し女性を見習って、現実をよく見て、長期的な見方が必要な気がしてきました。